壁面緑化

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巻き付き登はん型壁面緑化

ツル植物等をネットや支柱を設置し、壁面を覆うタイプです。
原則として植物が壁面に直接付着しません。
景観上のアクセント的な効果を期待して用いられ、比較的小面積でも用いられています。

東京都環境局 壁面緑化ガイドラインより抜粋掲載

巻き付き登はん型壁面緑化の特徴

利用可能な植物種が多い
季節感等を取り込み、色鮮やかな緑化を可能
自力で登はんし、壁面を被覆することができないためメッシュやワイヤーといった支持体が必要
管理を怠ると景観を損なうため、適切な支持材の選択と維持管理が必要

導入時のポイント

生育特性を踏まえた維持管理が必要
生育が早いため、剪定管理等を怠ると局所的な繁茂や枯れ上がりが発生します。植栽間隔やバランスのとれた枝の配置、適切な時期の選定といったことに注意しながら、美しい景観を維持することが必要となります。
被服箇所に応じた支持材の選択が重要
メッシュやワイヤーは、雨などによるサビ、風による衝撃から耐えられる強度が必要となります。植物が巻き付きやすいよう粗面で、径や間隔も30~40cm程度にすることが重要となります。
一年性植物は毎年の更新が必要
ヘチマやニガウリなどは、一般家庭でも簡易に実施することが可能です。「すだれ」の代用にもなり、収穫なども楽しめますが、一年性植物なので、毎年実施しなくてはなりません。

巻き付き登はん型に適した主な植物

カロライナジャスミン
常緑。春から夏にかけて黄色い花を無数に咲かせます。 生育が早く、春先から秋口まで上方に勢いよく伸長します。 ほとんどがフェンスで利用されています。

テイカカズラ
常緑。春から夏にかけて白い花を無数に咲かせます。 巻き付きと気根によって登はんします。 生育が早く、春先から秋口まで、上方に勢いよく伸長します。 フェンスでの利用が一般的ですが、壁に付着することもあります。

クレマチス・アーマンディ
常緑。春先に白い花を無数に咲かせる姿が存在感を漂わせます。 芳香があり、匂いも楽しみの一つです。小葉柄の巻き付き型です。

ヘチマ
落葉。一年性。 初夏から断続的に黄色い花を咲かせ、同時に収穫できます。 食用種があるのが特徴です。 生育が極めて早いため、頻繁にかん水する必要があります。